眼の異物感、乾燥感。現代人の病、ドライアイについて|サークル帝塚山眼科|住之江区の眼科

〒559-0001大阪府大阪市住之江区粉浜1丁目1-32
06-6655-0273
ヘッダー画像

医療コラム

眼の異物感、乾燥感。現代人の病、ドライアイについて|サークル帝塚山眼科|住之江区の眼科

眼の異物感、乾燥感。現代人の病、ドライアイについて

ドライアイ、それは現代人にとって無視できないほど身近な健康問題の一つになっています。私たちの日常生活において、スマートフォンやコンピューターの使用が増え、室内で過ごす時間が長くなるにつれ、ドライアイの悩みを持つ人が増えてきました。今回は、ドライアイの原因、症状、そして対策について説明します。

ドライアイとは、その名の通り、目が十分に潤わず乾燥してしまう状態を指します。これには二つの主な原因があります。一つは、涙の量が不足する「涙液分泌不足型」、もう一つは、涙の質が悪く蒸発しやすい「蒸発性ドライアイ」です。どちらの場合も、目の表面を守る涙の機能が低下し、目が不快に感じる原因となります。

ドライアイの症状には、目の乾燥、赤み、痛み、異物感、視界のぼやけ、疲れ目などがあります。これらの症状は、読書や画面を見る作業、さらには運転など日常生活に大きな影響を与えることがあります。

原因についてさらに詳しく見てみましょう。現代の生活環境や生活習慣が大きく影響しています。長時間のディスプレイ使用は、瞬きの回数を減少させ、目の乾燥を招きます。また、エアコンや暖房などによる室内の乾燥もまた、ドライアイの一因となります。その他、加齢やコンタクトレンズの使用、あるいは一部の薬剤による副作用も、ドライアイを引き起こす原因として挙げられます。

対策としては、まず生活習慣の見直しが重要です。長時間スクリーンに向かう場合は、20分ごとに20秒間遠くを見る「20-20-20ルール」を実践すること、室内の湿度を適切に保つこと、十分な水分を取ること、そして規則正しい睡眠を取ることが効果的です。さらに、人工涙液の利用や、医師の指導のもとでの点眼薬の使用も症状の緩和に役立ちます。

重要なのは、ドライアイ症状を放置せず、早期に対処することです。ドライアイは、時に視力に影響を及ぼす深刻な目の病気へと進行することがあります。少しでも症状に心当たりがある場合は、専門の眼科医に相談することをお勧めします。

最後に、ドライアイは現代社会における「目の疲れ」の象徴とも言える症状です。我々がデジタルデバイスとともに生きるこの時代において、目を守るための知識と対策は、ますます重要性を増しています。健康な目でクリアな毎日を送るために、ドライアイに立ち向かいましょう。

ドライアイの基本的な知識とその対策について理解を深めていただけたら幸いです。目の不調でお悩みの方は、お気軽にサークル帝塚山眼科までお越しください。

pagetop