眼科は、目と目の周囲に関する病気を全般的に診る診療科で、乳幼児からご高齢の方まで幅広く診療します。情報の視覚化が進む現代では、“ものをしっかり見る”ことは、日常生活においてきわめて重要です。一方、パソコンやスマートフォンの急速な普及に伴い、目に対するストレスも非常に大きくなっています。
診療案内
診療案内
眼科は、目と目の周囲に関する病気を全般的に診る診療科で、乳幼児からご高齢の方まで幅広く診療します。情報の視覚化が進む現代では、“ものをしっかり見る”ことは、日常生活においてきわめて重要です。一方、パソコンやスマートフォンの急速な普及に伴い、目に対するストレスも非常に大きくなっています。
眼球にはレンズのような働きを担う水晶体という透明な組織があります。この水晶体の中のタンパク質が様々な原因によって白く変性し、濁って見えるようになる病気が白内障です。最も多い原因は加齢によるもので、年齢を重ねるほど発症しやすく、60歳を過ぎた頃から少しずつ水晶体が濁り始め、70代以降の高齢の方ではその大半に白内障の症状がみられます。
緑内障は、視覚情報を脳に伝えている視神経に障害が発生する進行性の病気です。視野に見えない欠損(暗点)が現れ、その欠損がゆっくり広がって行くにつれ、視野が徐々に狭くなっていきます。欠損範囲が少ない初期から中期では、もう片方の目で欠損部分をうまく補完して見てしまうため異常に気づきにくく、かなり進行してからはじめて自覚症状として気づくことが少なくありません。
涙は涙腺から出たあと、眼の表面を潤し、目頭の方にある涙点から涙小管、涙嚢(るいのう)、鼻涙管(びるいかん)を通って鼻の中そして喉の奥に流出されます。これを涙道といいますが、涙道が細くなったり、詰まってしまったりして涙が正常に流れない状態になると眼の中に溢れてしまいます。
硝子体(しょうしたい)は、コラーゲン繊維と水を含んだヒアルロン酸を成分とするゼリー状の透明な組織です。水晶体よりも奥の部分(硝子体腔)を満たし、眼球の容積の大半を占めています。前方は水晶体に接し、後方の大部分は網膜および視神経と接触しています。
黄斑疾患とは、黄斑部という網膜の中心部に異常を来たす疾患です。
黄斑部には、文字や色を識別するほとんどの細胞があり、網膜の中でも視機能が最も鋭敏なところです。
症状は目の乾きだけでなく、目がかすむ、まぶしい、疲れる、痛い、ゴロゴロする、赤い、涙が出る、目やにが出るなど様々です。危険因子としては、加齢による涙の量や性質の低下、長時間画面を見る、生活環境(低湿度、エアコン下、送風)、コンタクトレンズ装用、喫煙などがあります。
目に起きる様々なアレルギー疾患の総称です。花粉やハウスダストなどアレルギーの原因があり、結膜の炎症とかゆみ、目の異物感(ゴロゴロする)、目やに、涙が出るなど自覚症状がある場合に診断されます。花粉によって引き起こされるものを花粉性結膜炎といい、その代表がスギ花粉性結膜炎です。
適切なメガネやコンタクトレンズを使用しないと眼精疲労やドライアイ、視力低下につながります。また、コンタクトレンズは目にとっては異物ですから、適切なコンタクトレンズを装用し、正しいケアを行わないと障害が起こりやすくなります。コンタクトレンズを使用している方は異常がなくても、3ヶ月程度に1度は眼科で定期検査を受けることを受けることをおすすめします。
オルソケラトロジーとは、特殊な形状のレンズを就寝前に装用し、起床時に外すと角膜の形が矯正されて起きている間は裸眼で良い視力が得られるようになる新しい近視矯正術(中程度の近視・乱視に対応)です。オルソケラトロジーは、保険適応外の自費診療となります。
糖尿病の3大合併症の一つとして知られており、日本の失明原因の上位を占めています。網膜とは眼底にある薄い神経の膜であり、ものを見るために重要な役割を果たしています。糖尿病で血糖値が高い状態が長く続くと、網膜の細小血管は徐々に損傷を受け、つまったり変形したりして障害を受けます
当院の医師が施設及びご自宅へ訪問し診察を行いますので、通院困難な患者様を病院へお連れいただくことなく眼科診察が受けられます。点眼が必要な患者様は、施設で受け取ることができます。さらに、手術などの訪問診療では対応できない治療が必要になった場合は、無料送迎にて当院で治療を受けていただくことが可能です。