世界の地域別の失明原因|サークル帝塚山眼科|住之江区の眼科

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医療コラム

世界の地域別の失明原因|サークル帝塚山眼科|住之江区の眼科

世界の地域別の失明原因

今回は、世界地域別の眼の疾患による失明の原因について解説します。各地域では、経済状況、公衆衛生のインフラが失明の原因に大きく関わっています。

アフリカ地域

  • 白内障: アフリカ地域では、白内障による失明が特に問題視されています。WHOによると、サブサハラアフリカの失明原因の約50%が白内障です。
  • トラコーマ: こちらも特にアフリカのいくつかの国々で見られ、失明の重大な原因となっています。WHO推計では、トラコーマ性失明は全盲の約3%を占めています。

アジア地域

  • 白内障: 東南アジアおよび南アジア地域で非常に多くの人々が白内障で視力を失っています。インドでは、白内障が失明の主因であり、全失明者の約62%が白内障によるものとされています。
  • 糖尿病網膜症: 糖尿病の罹患率 が高い地域であり、糖尿病による網膜症も失明の主要な原因になっています。

ヨーロッパ、北米地域

  • 加齢黄斑変性: 経済的に発展した地域では、加齢黄斑変性による失明が増えています。米国では、加齢黄斑変性は65歳以上の重大な失明の原因の一つです。
  • 緑内障: これも同様に発展地域では主要な失明の原因であり、早期発見と治療が課題とされています。

ラテンアメリカ

  • 糖尿病網膜症: ラテンアメリカでは糖尿病患者の増加に伴い、糖尿病網膜症も増加しており、失明の原因となっています。
  • 白内障: こちらも依然として大きな問題ですが、手術技術の向上とアクセスの改善により、多くの国で治療可能となってきています。

これらのデータは、地域による経済的背景、医療サービスの提供状況、それぞれの疾患に対する知識や意識の違いなど、多くの因子が影響しており、地域に応じた適切な対策やプログラムが必要です。失明の予防と治療には、グローバルな視点と共同の努力が求められます。

日本

それでは、日本はどうでしょうか。

日本における失明の原因についても、いくつかの主要な疾患が挙げられますが、日本独自の医療アクセスの良さや高齢化社会の影響が見えます。

  1. 加齢黄斑変性 – 日本では高齢化社会が進んでおり、それに伴い加齢黄斑変性による失明罹患率が高まっています。特に高齢者の中で最も一般的な失明原因となっており、中央視力の喪失が問題となります。

  2. 緑内障 – 緑内障は日本人の主要な失明原因の一つで、特に開放隅角緑内障が多くを占めます。この疾患は初期に自覚症状が乏しいため、定期的な眼科検診での早期発見が重要です。

  3. 糖尿病網膜症 – 日本でも糖尿病人口は増加傾向にあり、それに伴い糖尿病網膜症による視力障害も増えています。糖尿病網膜症は糖尿病の重要な合併症の一つで、定期的な眼底検査による早期発見が必要です。

  4. 白内障 – 日本では医療アクセスが良好であるため、白内障による失明は比較的少ないですが、白内障手術後の合併症による問題は依然として存在します。早期発見と適切な治療が可能な状況で、白内障による失明は大きく減少しています。

これらの疾患は、高齢者の増加と共に今後も重要性を増していくと予想されます。日本では、早期発見と治療が他国と比べ比較的進んでいるため、失明率は他の多くの国々に比べて低い傾向にありますが、高齢化に伴いこれらの眼の疾患への対策がさらに重要となっています。

気になることがあればお気軽にサークル帝塚山眼科までお越しください。

 

 

 

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